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2013年8月22日木曜日

ワイヤレス・トラックポイント・キーボードのホイール機能について1

旧来、トラックポイントキーボードにはホイール機能はついていません。
「ホイールの無い3ボタンマウス」というのが旧来のトラックポイントです。

では、ホイール機能はどうしていたかというとドライバにてエミュレートしていました。

LinuxやiOSでも問題なく使えるのはドライバでのホイールエミュレート機能をソフト側で実装していたからです。

しかし、これには欠点があります。
それは専用ドライバを常にリリースし続ける必要があるという事です。
特に現在のようにOSが頻繁にアップデートされるとドライバをOS毎に追従させるのは大変です。

特にレノボになってからはドライバの品質がかなり落ちています。

そこで、「キーボード側にホイール機能を実装したい」と思ったのではないでしょうか?
「ミドルボタンとトラックポイントを同時に動かしたときはホイールにすればいいじゃないか!」と、安易に考えたのでしょう。

結果、ホイール機能を使おうとするとミドルボタンクリックも同時発生するという珍奇なキーボードが出来上がったのではないでしょうか?

「このままではミドルボタンとしてもホイール機能ボタンとしても使えない!」と気が付いたのはハードの再設計が出来なくなった頃なのでしょう。

そのため、ドライバでミドルボタンのミドルボタンのイベントを殺す。という尻拭いをすることになったのではないでしょうか?

本来ドライバを付けるつもりは無かったのでしょう。
実際、トラックポイントの反応スピードが変わっており、標準ドライバでも実用的な速度が出るように調整されています。
それ故に、ドライバに本来あったトラックポイントの拡張機能が極端に無くなっているのでしょう。

後付けなのでミドルボタンに切り替えることは出来ません。ミドルボタンを離す前にUPイベントが発生するため、本当に指を離したタイミングがドライバではわからないのです。

勝手な予想ではありますが、このような汎用ハードの不具合(設計ミス?)をドライバで尻拭いする等というのは最悪な方法だと思います。

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